前編では、自費導入が現場で止まってしまう理由についてお伝えしました。
・院長は必要だと思っている
・しかし現場は動かない
この状態は珍しくありません。
では、どうすれば現場が動くのか。
今回はその点について整理します。
現場が動かない本当の理由
結論からお伝えすると
現場が動かないのは、やる気の問題ではありません。
「どの患者さんに、いつ、どのように案内するか」
が決まっていないからです。
「この自費検査は患者さんのためになる」
という説明は、多くの現場でされています。
しかしスタッフの立場からすると
・どの患者さんに案内するのか
・どのタイミングで伝えるのか
・どこまで踏み込んでいいのか
が分からない状態です。
この状態では
「やらない方が無難」
という判断になります。
現場が動くために必要なもの
では何が必要なのか。
それは
「判断の基準を揃えること」です。
つまり
“どういう場面で案内するか”が決まっている状態です。
例えば
・年齢やリスクで対象を決める
・初診ではなく再診で案内する
・特定の症状がある場合に提案する
こうした基準があると
現場は迷わなくなります。
結果として
・案内のばらつきが減る
・対応が安定する
・患者への説明も自然になる
という変化が起きます。
肝心なことは現場で“使える形”にすること
ここで重要なのは
決めるだけでは現場は動かない
という点です。
実際には
・忙しい中で忘れられる
・人によって解釈が変わる
・結局個人判断に戻る
こうしたことが起きます。
そのためには
「現場で使える形」に落とす必要があります。
・問診票で対象が分かるようにする
・カルテ上で判断できるようにする
・受付でも確認できる状態にする など
ここまで落とし込むことで
初めて“動く仕組み”になります。
運用しながら整えていく
もう一つ大切なのは
一度で完成しない
という前提です。
実際に運用すると
・想定と違う患者層が来る
・時間的な余裕が足りない
・現場に負担が出る
こうしたことが必ず起きます。
その都度
調整していくことが必要です。
自費導入の本質
自費導入で一番大切なことは、
メニューを増やすことではありません。
現場が迷わず動ける状態を作ることです。
ここが整って初めて
患者にとって価値が伝わり
スタッフが納得して動き
そして、継続できる形になります。
今回のまとめ
現場が動かないのは
やる気の問題ではありません。
「どう判断すればいいか」が決まっていないこと
これが原因です。
そして
判断基準は
現場で使える形にして初めて意味を持ちます。
継続して学びたい方へ
今回の内容は一部に過ぎません。
実際のクリニック運営では
・なぜ同じ問題を繰り返すのか
・どこで現場が止まるのか
・どうすれば継続して回るのか
といった視点が重要になります。
俊爽会グループでは、
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