クリニック経営:金融機関とどう向き合うべきか(全4回シリーズ)

クリニック経営:金融機関とどう向き合うべきか(全4回シリーズ)

いつも俊爽会グループのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
俊爽会グループ スーパーバイザー(SV)の堀尾です。

クリニック経営において、
「融資」や「銀行との付き合い方」は、
避けて通れないテーマです。

一方で、

  • 医師なら融資は通る
  • 事業計画書は形式的なもの
  • 銀行は言われた通りに対応すればよい

こうした認識のまま開業し、
開業後に経営判断で苦しむケースを、私たちは数多く見てきました。

そこで俊爽会グループでは、
「融資テクニック」や「交渉術」ではなく、

『長く続くクリニック経営のために、金融機関とどう向き合うべきか

という視点から、
全4回のシリーズとして整理しました。

この記事では、
各回のポイントを簡潔にまとめ、
必要なところから読み進められる構成にしています。


第1回:銀行はドクターの何を見ているのか

― 融資は「継続性を前提とした信頼の設計」である ―

シリーズの導入編です。

この回では、

  • 銀行は「売上」より何を見ているのか
  • 融資は「通るか」ではなく「続くか」で決まる
  • 医師だから安心、という考え方の落とし穴

といった、
銀行側の視点の整理を行っています。

まずは、
「銀行と自分の見ている景色が違う」
という前提を揃えるための回です。

▶︎ 第1回:銀行はドクターの何を見ているのか


第2回:銀行は事業計画書の「どこ」を見ているのか

― 融資審査は、ほぼ4点で決まる ―

第2回では、
銀行実務に即して、

銀行が実際に見ているポイント

を、かなりドライに整理しています。

具体的には、

  • 借入額は身の丈に合っているか
  • 保険診療だけで返済できるか
  • 経費構造は現実的か
  • 想定より悪くなっても耐えられるか

という、
ほぼ4点に集約される判断軸です。

事業計画書を作る前、
あるいは見直す前に読んでおくと、
考えるべき順番がはっきりします。

▶︎ 第2回:銀行は事業計画書の「どこ」を見ているのか


第3回:自己資金と「属性」はどう評価されているのか

― 銀行が見ているのは、数字と構造である ―

第3回では、
多くの先生が誤解しやすい

  • 自己資金
  • 属性

について整理しています。

  • 自己資金は多ければ多いほど良いのか
  • すべてを開業費用に使い切るべきなのか
  • 銀行が言う「属性」とは何を指すのか

といった疑問に対し、
銀行実務ベースでの現実的な答えをまとめました。

「安心して経営判断をするための余白」という視点が、
この回の中心です。

▶︎ 第3回:自己資金と「属性」はどう評価されているのか


第4回:銀行とどう付き合うべきか

― 「依存しない、対立しない」関係をつくる ―

最終回では、
金融機関との距離感について整理しています。

  • 1行だけに依存してよいのか
  • 複数行と付き合う意味
  • 銀行選びで本当に重要なポイント

といったテーマを、
リスク管理の視点からまとめました。

シリーズ全体の内容を、
実際の経営にどう落とし込むか、
その着地点となる回です。

▶︎ 第4回:銀行とどう付き合うべきか


どこから読むべきか迷ったら

  • これから開業を考えている方
     → 第1回 → 第2回 の順がおすすめです。
  • すでに事業計画書を作っている方
     → 第2回 → 第3回 から読むと整理しやすくなります。
  • 開業後の資金繰りや銀行対応に不安がある方
     → 第3回 → 第4回 が参考になります。

必要なところから読み、
気になった回に戻れる構成になっています。


俊爽会グループとして伝えたいこと

このシリーズでお伝えしてきたのは、

  • 積極的に借りる方法
  • 有利な条件を引き出す交渉術

ではありません。

潰れない経営が、良い医療を支える
という、俊爽会グループとしての基本的な考え方です。

金融機関との向き合い方も、
そのための一つの要素に過ぎません。

このシリーズが、
先生ご自身の経営判断の軸を作る
一助になれば幸いです。