俊爽会理念の「地域医療」「チーム医療」についてのお話です。
「地域医療」について
地域の「町医者」として、どんなことでも気軽に相談できるかかりつけ医になる事を目指します。また専門医療施設や、往診施設、老人ホームや保育園など、様々な施設と連携して地域医療を提供します。
私は内科を主に診療しておりますので、入院が必要な場合や、より専門治療が必要な場合は、その病院と連携を図り紹介したり逆紹介を受けたりしております。これらは一般的なクリニックも同様だと思いますが、当院では、さらに全人的医療を提供するための連携も行っております。
例えば、当法人には婦人科は無いのですが、患者さんには乳癌、子宮癌などの検査案内や子宮頚癌ワクチンを勧めたりします。その際に検査など希望の方を紹介するために婦人科医院とも連携を行っております。このように自分が掲げている診療科以外のクリニック・病院とも連携し、全人的医療を行うための全人的医療圏を作り、診療に当たることを2つ目の理念としています。今後フランチャイズ加盟店が増えれば、この全人的医療を加盟者間で行う事が出来、容易に全人的医療圏を作る事が可能となります。
「チーム医療」について
スタッフ皆が同じ目的をもって診療を行う事で、互いに成長し合い、より良い医療を提供していく事を目指します。
このために法人理念をスタッフに浸透させ、理念に基づいた診療を行う理念経営を行っていきます。定期的に行うミーティングでは理念について発信し、その理念を実行するための行動目標をスタッフと一緒に作ります。
そして、新しくスタッフを募集する際にも、理念を載せた広告、面接時にも理念について話をし、理念に共感、賛同していただけるスタッフを雇用します。
このように同じ理念を共有することで、皆が一つの目標に向かって歩む道筋を立てます。そうすることで、互いに意見を出し合い、切磋琢磨し、個人の能力を上げることで、質の高い医療を提供する事が出来るのです。また仮にスタッフが法人から離れる事になっても、学んだ知識を次に生かし、そして理念を受け継いでくれたら、それはとても素晴らしい事であり、日本の医療を一歩成長させたと言えるでしょう。
理念経営については、次回詳しく説明いたします。